【来歴】
幼少期は兵庫県警巡査であった父の仕事の都合で、いずれも津名郡内であるが、数年おきに転居を繰り返す。兵庫県立洲本高等学校卒業、明治大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。
広告代理店宣弘社でCM制作を手がけながら、1964年から放送作家としても活動。1966年に同社を退職し、放送作家、作詞家としての活動を本格化させる。処女作はザ・スパイダースのGSデビュー曲「フリフリ」のB面である「モンキーダンス」。後にオフィス・トゥー・ワンに所属。
作詞家として数々のヒットをとばす。ジャンルは演歌、アイドル歌謡曲、フォーク、コミックソング、アニメソングと幅広い。日本テレビのオーディション番組「スター誕生!」に番組企画・審査員としてかかわる。1977年、子供の歌を作りたいと「ぱくぱくポケット」というシリーズを手がけ、おはよう!こどもショーのコーナーでも歌われていた。
シングルの総売上枚数は6,818万枚で作詞家歴代1位を誇る。ちなみに歴代2位は松本隆で4,946万枚、3位は小室哲哉で4,216万枚となっている (数字はいずれもオリコン。阿久悠が死去した2007年8月1日現在での記録)。
直木賞候補となり映画化もされた『瀬戸内少年野球団』など小説も手がける。
1982年には『殺人狂時代ユリエ』で第2回横溝正史ミステリ大賞を受賞。
1991年から1995年まで法政大学文学部日本文学科客員教授を務めていた。
2007年8月1日午前5時29分、尿管癌のため東京都港区の東京慈恵会医科大学附属病院で死去。享年71。同年3月に行われた石川さゆりの「デビュー35周年 感謝の宴」に出席したのが最後の公の場となった。
【作詞した楽曲】
《阿久悠名義》
・あさみちゆき「青春のたまり場」
・梓みちよ「二日酔い」「トマトジュースで追いかえすのかい」(大塚博堂と同曲)
・あべ静江「コーヒーショップで」「みずいろの手紙」
・新井満「ワインカラーのときめき」
・石川さゆり「津軽海峡冬景色」「能登半島」「暖流」
・石野真子「狼なんか怖くない」「わたしの首領」「失恋記念日」「日曜日はストレンジャー」「プリティー・プリティー」「ワンダー・ブギ」
・五木ひろし「契り」「追憶」
・五木ひろし&木の実ナナ「居酒屋」
・伊藤咲子「ひまわり娘」「乙女のワルツ」「木枯しの二人」
・井上順「昨日・今日・明日」
・井上忠夫「水中花」(木の実ナナ、渚ようこもカヴァー)
・岩崎宏美「二重唱(デュエット)」「ロマンス」「センチメンタル」「ファンタジー」「想い出の樹の下で」「思秋期」「二十才前」「シンデレラ・ハネムーン」
・大竹しのぶ「みかん」
・大塚博堂「センチメンタルな私小説」「春は横顔」「トマトジュースで追いかえすのかい」「自由に生きてほしい」(大塚たけし時代)
・大橋純子「たそがれマイ・ラブ」「燃えつきて」
・大橋純子&もんたよしのり「夏女ソニア」
・尾崎紀世彦「また逢う日まで」「さよならをもう一度」
・柏原芳恵「No.1」「毎日がバレンタイン」「第二章・くちづけ」「めらんこりい白書」「A・r・i・e・s」「冬の孔雀」
・河島英五「時代おくれ」「ろまんちすと」
・北原ミレイ「ざんげの値打ちもない」「棄てるものがあるうちはいい」
・杏真理子「さだめのように川は流れる」
・香田晋「酒場の金魚」
・郷ひろみ「素敵にシンデレラ・コンプレックス」
・郷ひろみ&樹木希林「林檎殺人事件」
・小西博之+清水由貴子「銀座の雨の物語」
・小林旭「熱き心に」「夢ん中」
・西城秀樹「君よ抱かれて熱くなれ」「ジャガー」「若き獅子たち」「ラストシーン」「ブーメランストリート」「セクシーロックンローラー」「ボタンを外せ」「ブーツをぬいで朝食を」「炎」「ブルースカイブルー」
・堺正章「街の灯り」
・桜田淳子「わたしの青い鳥」「はじめての出来事」「十七の夏」「気まぐれヴィーナス」「サンタモニカの風」「夏にご用心」
・沢田研二「時の過ぎゆくままに」「立ちどまるなふりむくな」「さよならをいう気もない」「勝手にしやがれ」「憎みきれないろくでなし」「あなたに今夜はワインをふりかけ」「サムライ」「ダーリング」「ヤマトより愛をこめて」「LOVE(抱きしめたい)」「カサブランカ・ダンディ」「OH!ギャル」「酒場でDABADA」「麗人」
・しばたはつみ「夜はドラマチック」
・ズー・ニー・ヴー「白いサンゴ礁」
・すがはらやすのり「D・51(でごいち)」
・杉田かおる「鳥の詩」「みかん」(鳥の詩のB面であり大竹しのぶのカバー)
・ザ・スパイダース「モンキー・ダンス」「リトル・ロビー」「ロビー・ロビー」
・ザ・タイガース「十年ロマンス」「色つきの女でいてくれよ」
・田原俊彦「騎士道」
・チェリッシュ「若草の髪かざり」「月は東に」「男と女のメルヘン」「行ったり来たり」
・Char「気絶するほど悩ましい」「闘牛士」「逆光線」
・伝書鳩「目覚めた時には晴れていた」
・Toshi&Naoko「夏ざかり、ほの字組」
・長渕剛「青春は手品師」(ドラマ「王貞治物語」のテーマ曲)
・中村雅俊「日付変更線」
・渚ようこ「ふるえて眠る子守唄」
・夏木マリ「絹の靴下」「お手やわらかに」
・新沼謙治「おもいで岬」「嫁に来ないか」 「ヘッドライト」
・西田敏行「いい夢見ろよ」「もしもピアノが弾けたなら」
・西田敏行&桃井かおり「ルネッサンス」
・早見優「アンサーソングは哀愁」
・日吉ミミ「世迷い言」
・平松愛理「美し都 〜がんばろや We Love KOBE〜」
・ピンクレディー「ペッパー警部」「S.O.S」「カルメン'77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「UFO」「サウスポー」「モンスター」「透明人間」「カメレオンアーミー」「ジパング」「波乗りパイレーツ」「マンデー・モナリザ・クラブ」「OH!」
・フィンガー5「個人授業」「恋のダイヤル6700(シックスセブンオーオー)」「学園天国」「恋のアメリカン・フットボール」「バンプ天国」
・フォー・クローバース「冬物語」
・フォーリーブス「踊り子」
・藤圭子「京都から博多まで」
・ペドロ&カプリシャス「ジョニーへの伝言」「五番街のマリー」
・都はるみ「北の宿から」
・南高節とかぐや姫「酔いどれかぐや姫」
・宮前ユキ「Give Up」
・村下孝蔵&中林由香「哀愁物語−哀愁にさようなら−」「美し過ぎるミステイク」
・ザ・モップス「朝まで待てない」(阿久悠A面でのデビュー作品)
・森進一「北の蛍」
・森田健作「さらば涙と言おう」「友達よ泣くんじゃない」
・森田公一とトップギャラン「青春時代」「下宿屋」
・森山加代子「白い蝶のサンバ」
・八代亜紀「雨の慕情」「舟唄」
・山本リンダ「どうにもとまらない」「じんじんさせて」「狂わせたいの」「狙いうち」
・和田アキ子「星空の孤独」「笑って許して」「あの鐘を鳴らすのはあなた」「もう一度ふたりで歌いたい」
・大阪学院大学「応援歌 友よ」
《アニメソング、特撮など》
・ピンポンパン「ピンポンパン体操」
・デビルマン「デビルマンのうた」「今日もどこかでデビルマン」
・宇宙戦艦ヤマト「宇宙戦艦ヤマト」「真っ赤なスカーフ」(「宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「ヤマトより愛をこめて」(「さらば宇宙戦艦ヤマト」エンディング)「銀河伝説」(「ヤマトよ永遠に」)
・ミクロイドS「ミクロイドS」「ヤンマだ、アゲハだ、マメゾウだ」
・ファイヤーマン
・宇宙船サジタリウス「スターダスト ボーイズ」「夢光年」
・スーパーロボット マッハバロン「マッハバロン」「眠れマッハバロン」
・ウルトラマンタロウ「ウルトラマンタロウ」「ウルトラ六兄弟」
・ウルトラマンレオ「ウルトラマンレオ」「戦え! ウルトラマンレオ」「星空のバラード」
・はれときどきぶた(テレビアニメ)「BOO〜おなかが空くほど笑ってみたい〜」「あッ豚だ! 〜一日ゆかいにいきるうた〜」
・名探偵コナン「 ぼくがいるコナンのテーマ」「ホシが歩いた道を」
・ぱくぱくポケットシリーズ「バースディの唄」「イッチとエッチ」
《スポーツの応援歌》
・地平を駆ける獅子を見た(西武ライオンズ球団歌)
・ダイヤモンドの鷹(福岡ダイエーホークス球団歌)
・今ありて(選抜高等学校野球大会大会歌)
・ああ甲子園、君よ八月に熱くなれ(朝日放送・全国高校野球選手権
大会中継テーマソング、熱闘甲子園テーマソング・挿入歌)
・ふり向くな君は美しい(日本テレビ放送網・全国高等学校サッカー選手権大会中継テーマソング)
《多夢星人名義》
・内田あかり「三色幻燈」
・小柳ルミ子「来夢来人」
・坂本冬美「恋は火の舞剣の舞」
・谷村新司「三都物語」
・堀内孝雄「青春でそうろう」
・水越恵子「“TOO YOUNG”ワンスモア」
・山口弘美「夢盗人」「弱点」
【阿久悠のチャート独占】
1977年12月3日付けのオリコンシングルチャートでは、阿久悠作詞の楽曲が100位までに17曲チャートインした。
1位 - ピンク・レディー『ウォンテッド』
4位 - 沢田研二『憎みきれないろくでなし』
6位 - 岩崎宏美『思秋期』
10位 - 桜田淳子『もう戻れない』
11位 - 新井満『ワインカラーのときめき』
12位 - 石川さゆり『暖流』
13位 - ピンク・レディー『渚のシンドバッド』
14位 - 西城秀樹『ボタンを外せ』
20位 - ささきいさお『宇宙戦艦ヤマト』(アニメソング)、
24位 - 石川さゆり『能登半島』
26位 - 沢田研二『勝手にしやがれ』
36位 - CHAR『気絶するほど悩ましい』
47位 - 石川さゆり『津軽海峡冬景色』
48位 - 岩崎宏美『熱帯魚』
49位 - 新沼謙治『ちぎれたペンダント』
54位 - 森田公一『過ぎてしまえば』
79位 - ピンク・レディー『カルメン'77』
【その他】
「瀬戸内少年野球団」でもわかる通り野球ファンであるが、プロ野球では阪神タイガースのファンで阪神を題材にした小説「球臣蔵」を執筆しているほど。しかしながら西武ライオンズ・福岡ダイエーホークス(現・福岡ソフトバンクホークス)の球団歌は手がけているが、阪神の応援歌は書いていない。その上皮肉なことに阿久が作詞家になってから阪神はこの2球団のどちらとも日本シリーズで対戦している。また、ヒット曲では「ピンポンパン体操」「サウスポー」となぜか王貞治に縁がある作品を手がけている。
漫画原作者として「悪魔のようなあいつ」(上村一夫画)を手がける。連載中に沢田研二主演ででテレビドラマ化(東京放送)された。主題歌は沢田研二の「時の過ぎゆくままに」。
長年、産経新聞『正論』メンバーとしても活動していて、産経新聞生活面に『阿久悠 書く言う』というコラムを、亡くなる2ヶ月ほど前の2007年6月9日まで執筆・掲載していた。
(出典:Wikipedia)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?b=20070802-00000002-sanspo-ent
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